2013年04月28日

もう夏

店の横の海へ向かう石段に立つと、潮の香りと草いきれの両方が鼻腔を突く。初夏の爽やかさを過ぎ、もう、厚みの有る熱い夏の空気に圧倒される。こうなると、街中より早い海辺の町の最も生き生きした季節の到来だ。昼食を買いに来る釣り客が急に多くなる。釣り舟を予約した足で大磯清酒を買いに来た人、車で通って来ていたサーファーは、ボードを抱え自転車で来た。店主は店頭の野菜を照らす日差しの強さをよしずで遮った。いつもの客がビールを買う本数が増えた。いきなりの暑さに猫が日陰を探し、車の下にもぐった。
冷やしトマトに新たまねぎの粗みじん切りをのせ、エゴマドレッシング、エシャロットは味噌で。


posted by 大磯 芦川酒店 at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月25日

猫とはえさだけの関係

こんな時こそ、みけこに活躍して欲しかった。
店頭の野菜と一緒に陳列してあった、カップヌードルとレトルトの惣菜がカラスに突かれてしまったのだ。
こんなことは初めてだ。みけこがうろうろしていた為か、今までカラスが寄ってこなかっただけなのかわからない。野菜を扱うことになったとき、悪戯されないよう、みけこにえさを与え始めた。しかし、元から野菜には興味がなかったようだ。姿勢を低くしてすずめを捕まえようとしていることもある。野性味あふれているのだ。ほとんど毎日、芦川酒店から食事が支給されている。鰹節や竹輪はお気に召さない。鼻息で飛ばしてしまう。ホームセンターで買ういつものえさが好きなのだ。在庫が少なくなると店主は妻に買っておくように命令する。食べ終わると、口の周りをペロペロ舐めながら、店に入ってくる。ご馳走様って言ってるんだと店主は目を細める。しかし、この前、みけこが唯一心を許している、大好きな近所のお兄さんの姿を見つけると、食べかけのまま、素っ飛んで行ってしまった。店主の心は少し傷ついた。
女の子が飲むような永昌源杏露酒、アルコール度数は14度であるが、お湯でうすーく割った。
posted by 大磯 芦川酒店 at 18:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月22日

新たな気持ち

ガラスケースの中の氷の上のネタが、以前来た時と少し違う。いつもは迷わずまず好物の光物から注文するのだが、桜えび、ほたるいか、生シラスなど、旬のものからにしてみた。
どれも、いい塩梅の塩加減で、醤油はいらない。空腹のため、一気に食べた。少し落ち着いて茶を飲み、カウンターの少し離れた客の手元に目がいった。杯に注がれた酒に、桜の花びらが浮かんでいる。別の席の、若い客のテーブルには、ロゼのスパークリングワインのデキャンタが置いてある。すし屋でもこういうものを置くのだなと感心しつつ、店内を見渡すと、大振りな磁器の花瓶に桜の木と、葉桜が枝を交差させ挿してある。
席を仕切る衝立には桜の皮を切り抜いて鳥の形にした模様が施されている。素敵な季節の設いだ。上等な寿司はもちろんだが、こういう工夫が、又来たいと思わせる一因なのだな。店主も、店を経営する顧客に、不足なく注文品を届けるだけでなく、その店にとってメリットが生まれるような商品を提案できる勉強をしよう。
posted by 大磯 芦川酒店 at 19:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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